動画を動く壁紙にする方法(iPhoneロック画面)
更新日 2026年8月4日
iPhoneの壁紙設定では、動画ファイルをそのまま選ぶことはできません。ロック画面で動くのは ライブフォト(Live Photos)だけだからです。そこで、無料アプリ LiveMaker(動画をライブフォトに変換するiPhoneアプリ)で動画をライブフォトに変換してから、 設定アプリで壁紙に指定します。所要時間は数分、すべてiPhoneの中で完結します。
なぜ動画をそのまま壁紙にできないのか
設定 → 壁紙 → 新しい壁紙を追加 → 写真を開くと、写真ライブラリが表示されますが、 動画は一覧に出てきません。iPhoneのロック画面は動画ファイルを再生する仕組みになっていないためです。 一方でライブフォトは、1枚の静止画と数秒の動画がセットになった写真で、iOSは「動く写真」 として扱います。だからロック画面で再生できるわけです。
ただしiOSには、すでに撮影済みの動画をライブフォトに変換する機能がありません。ライブフォトが作られるのは カメラで撮影した瞬間だけです。この「動画 → ライブフォト」の一手間だけを埋めるのが変換アプリで、 動画を動く壁紙にするための唯一の関門でもあります。
必要なもの
iOS 16以降のiPhone(新しいロック画面が導入されたバージョン)、無料の LiveMakerアプリ、そして写真アプリまたはファイルアプリに 保存された動画。これだけです。変換はiPhoneの中だけで行われるので、Wi-Fiもアカウント登録も不要、 機内モードでも使えます。
設定手順(4ステップ)
-
動画をライブフォトに変換する
LiveMakerを開いて動画を選び、タイムラインのハンドルでロック画面に映したい数秒だけを 切り出します。波が返る瞬間、ろうそくの火が消える瞬間、犬が振り向く瞬間 — 動きが一つだけ伝わる短い範囲が きれいに見えます。次にマーカーで静止画(キーフレーム)を選びます。壁紙では特に重要で、 動きが再生されていない間ずっと表示され続ける1枚になります。
書き出す前に、必ず縦向きにクロップしておきましょう。横向きの動画をそのまま縦長の 画面に表示すると、被写体が大きく切れてしまいます。アプリ内でクロップしておけば、どこを残すかを自分で 決められます。
-
写真アプリに保存する
音声を残すかどうかを選び、「変換して保存」をタップします。ロック画面の壁紙で音は 鳴らないので、音声設定はSNSなどで共有する予定がある場合だけ気にすれば十分です。保存されたライブフォトは カメラロールにLIVEバッジ付きで入ります。
-
設定アプリで壁紙に指定する
設定 → 壁紙 → 新しい壁紙を追加を開き、上部の「写真」をタップ。 さきほど保存したライブフォトは最近の項目に並んでいます。ピッカー内の「Live Photos」アルバムから 絞り込むこともできます。
-
ライブフォト再生をオンにする
壁紙の編集画面でピンチ・ドラッグして位置を調整し、ライブフォトのアイコンがオンに なっているか確認します。オフのままだと静止画の壁紙になってしまいます。「追加」→ 「壁紙を両方に設定」をタップし、ロック画面を長押しすると動きが再生されます。
壁紙映えする動画の選び方
ロック画面には時計と日付が重なり、下部にはウィジェットの余白があります。写真としての良し悪しとは 少し基準が違います。
- 縦にクロップし、上部を空ける。顔や主役は画面中央あたりに置くと、時計と重なりません。
- 穏やかな動きを選ぶ。湯気、水面、風になびく髪など、ゆっくりした動きは何度見ても心地よく、 激しい動きはすぐに見飽きます。
- キーフレームは単体で成立する1枚に。ロック画面はほとんどの時間、静止画として表示されます。 ブレた瞬間を選ぶと、それがそのまま壁紙になります。
- 手ブレの少ない素材を。長い動画では気づかないブレも、数秒のループでは強く目立ちます。
- 明るすぎる映像は避ける。白い時計が読みにくくなるため、やや暗めで落ち着いた映像のほうが ロック画面では見やすくなります。
ホーム画面では動かない?
動きが再生されるのはロック画面だけです。「壁紙を両方に設定」を選んだ場合でも、 ホーム画面では同じ画像が静止画として表示されます。これはiOSの仕様で、変換に失敗しているわけではありません。 ロック画面では、画面を長押しするか、機種とiOSのバージョンによってはロック解除時に自動で再生されます。 動かない場合は、下の対処法をご覧ください。
LiveMakerでできること・できないこと
LiveMakerの役割は一つだけ、動画をライブフォトに変換することです。トリミング、 キーフレーム選択、クロップ、音声のオン・オフができます。処理はすべてiPhoneの中で完結するため、 動画がサーバーにアップロードされることはありません。これがブラウザ上の変換サイトとの一番大きな違いで、 通信環境に左右されず、家族の動画のようなプライベートな映像でも安心して扱えます。
できないことも正直に書いておきます。壁紙の設定そのものをアプリが代行することはできません — これはiOSの 仕様で、最後は必ず設定アプリで行います。またLiveMakerは動画編集アプリではないので、フィルターや文字入れ、 複数クリップの合成はできません(必要なら他のアプリで編集してから変換してください)。Android版とWeb版は ありません。ライブフォトはApple独自の形式で、LiveMakerはiPhone・iPad専用アプリです。料金は無料で、 無料版の書き出しには小さなウォーターマークが付き、買い切り$3.99のLiveMaker Proで 削除できます。サブスクリプションはありません。
動く壁紙が動かないときの対処法
壁紙が動かない
原因はほぼ3つです。1つ目は壁紙編集画面のライブフォトのアイコンがオフになっているケース (設定 → 壁紙 → ロック画面の「カスタマイズ」から確認)。2つ目は低電力モード — バッテリー 節約のため動きが止まります(設定 → バッテリー)。3つ目は、画面を見るだけでなく長押しして みること。自動再生の挙動は機種とiOSのバージョンによって異なります。
壁紙の選択画面に出てこない
まず写真アプリでLIVEバッジが付いているか、長押しで動くかを確認してください。そもそも保存されて いない場合は、設定 → プライバシーとセキュリティ → 写真でLiveMakerに写真への追加が許可されて いるか、ストレージの空き容量が十分かを確認します。
被写体が切れる・大きく写りすぎる
壁紙の編集画面では拡大と移動しかできません。構図を大きく変えたい場合は、もう一度LiveMakerで変換し、 縦向きにクロップして被写体を中央に置き直してください。
画質が粗い
ライブフォトの画質は、元の動画のフレーム以上にはなりません。暗い場所で撮った動画、大きくズームした動画、 SNSやメッセージアプリで再圧縮された動画は、全画面に広げるとノイズが目立ちます。できるだけ元の高画質な ファイルから変換してください。
よくある質問
アプリなしで動画を壁紙にできますか?
できません。壁紙に選べるのは写真とライブフォトだけで、iOSには動画をライブフォトに変換する機能がありません。変換アプリでその一手間を補えば、あとはいつもどおり設定アプリで壁紙に指定できます。
ホーム画面でも動きますか?
動きません。再生されるのはロック画面だけで、ホーム画面では同じ画像が静止画として表示されます。iOSの仕様です。
動く壁紙はバッテリーを消費しますか?
再生されるのは数秒、しかもロック画面だけなので影響はわずかです。なお低電力モードでは動きが止まります。壁紙が動かない原因として最も多いのがこれです。
変換サイトのように動画がアップロードされることはありますか?
ありません。LiveMakerの変換はすべてiPhoneの中で行われるため、動画が端末の外に出ることはなく、機内モードでも使えます。アプリは無料で、無料版の書き出しには小さなウォーターマークが付き、買い切り$3.99のPro版で削除できます。
あわせて読みたい:動画をライブフォトに変換する方法、 その他の記事はガイド一覧からどうぞ。